パチンコメーカーの2018年予想と展望!メーカーすら大変なのに、勝てると思ってる奴www

前回の「2017年総括」の続きです。
パチンコメーカー 2017年決算総括!散々な目にあったメーカーはここだw

今回は2018年の予想と展望を見ていきます。

〇2018年予想と展望

●会社発表の予想 ~我が社の売上は増加する~

各メーカーから発表された「パチンコ・パチスロ機部門」の 2018年 3月期の予想です。ユニバは、今期は複雑だったり、部門の予想を出していないので、私が勝手に補足しました。
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“平和”以外は上予想です。大きく下げたSANKYOは”一気に回復”とはいかず、やや回復予想です。また、藤商事が強気予想です。看板機種の「リング」を投入するからでしょうか。

図にします。青丸が 2016年、水色の四角が 2018年予想です。
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2016~ 18年で見ると、”平和”、”SANKYO”が下げていますね。藤商事は踏ん張りどころです。”SANKYO”と”藤商事”はどこまで反発できるか、というところです。下がったと言っても、全体的に営業利益は多いです。

「我が社の売上は増加する」が成り立つには、全体の販売台数が増え「パイが大きくなる」か、上場していない企業群から「奪い取るか」の2択です。どちらも難しそうなので、予想が外れる企業が出てくると思います。

2018年の結果が楽しみですね。

〇決算文言

●決算書にあった 2017年度の市場動向と 2018年の展望です。

1.  パチスロの新基準機の販売が低調。「セガサミーの決算書」から。

・遊技機業界におきましては、パチスロ遊技機市場において、新基準機の販売が低調に推移する傾向が続いております。
引用:https://www.segasammy.co.jp/japanese/pdf/release/20170512_4q_tanshin_j_.pdf

旧基準機がある内は、スペックで劣る新基準機は稼働しにくいようです。これがパチスロ機が売れない理由です。客も悪いスペックの台を打たないし、店も置かないです。

2. 販売の単位が小さくなっている。「SANKYOの決算書」から。

・近年の厳しい市場環境を反映して、パチンコ・パチスロの販売少ロット化が進んでおりますが、(略)
引用:http://www.sankyo-fever.co.jp/corporate/modify/tool/03/tansin20170512ja.pdf

パチンコホールの「投資意欲と投資余力」が減った結果です。

3.「安定稼働」が見込める機種に需要が集中している。「藤商事の決算書」から。

・遊技機の購入につきましても経営環境の厳しさを反映し、安定稼働が見込める実績のある機種に需要が集中するなど、慎重な姿勢が続いております。
・しかしながら、パチンコ遊技機では、第3四半期の入れ替え需要が回収・撤去対象の多数を占める他メーカーの後継機種に集中したことで厳しい商戦を強いられたことや、(略)
引用:https://www.fujimarukun.co.jp/corp/ir/library/bs_material/fs52_201703.pdf

パチンコホールの機種選定が厳しくなっている。厳しい環境で冒険しにくくなっているようです。

4. 2018年 3月期はパチスロの新たな規制があり、販売台数が減少する。「セガサミーの決算書」から。

平成30年3月期におきましては、主にパチスロ遊技機において、新たな自主規制の適用に伴う販売台数の減少を見込むことから、減益を計画しております。
引用:https://www.segasammy.co.jp/japanese/pdf/release/20170512_4q_tanshin_j_.pdf

まとめると
1.新基準機が売れていない。旧基準機の方が良いスペックだから。
2.パチンコ・パチスロ販売は小ロット化が進んでいる。投資意欲と余力の収縮。
3.需要があるのは「安定稼働が見込める実績のある機種」と「後継機種」。
4.「新たなパチスロが規制」で「販売台数減少」を見込む。
ということです。

●IR法案
前述の「さらにパチスロの規制があるかも」という話です。「SANKYOの決算書」から。

《今後の見通し》
・次期(平成30年3月期)の市場環境につきましては、平成28年12月に「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(通称:IR推進法)が成立したことに伴い、パチンコ・パチスロ業界は公営競技などとともにギャンブル等依存症対策に真摯に取り組むことが求められております。このため、規制の見直しなど環境変化が予想されますが、(略)。
《会社の対処すべき課題》
・業界では従前から客単価の上昇により市場規模を維持してきたことがのめり込み問題やファン離れにつながっているとの問題意識を共有しておりますが、IR推進法の成立が遊技金額を抑えた遊技機の開発及びパーラー経営に思い切って舵を切るきっかけになると期待しております。

引用:http://www.sankyo-fever.co.jp/corporate/modify/tool/03/tansin20170512ja.pdf

2018年はIR法案絡みで、新しい”規制”や”対策”が必要になるようです。パチンコの在り方そのものが変革を迫られそうですね。

決算書に書かれた現状と展望は以上です。2018年は「今までの環境がさらに厳しくなり、その上、IR法案で在り方も変化しそう」ということです。

〇今後について

市場が 10%減ったら、売上げが一律で 10%減るわけではないです。弱い所にしわ寄せが来ます。市場が 10%減ると「買い手市場」になり、買い手の力が強まります。

上述の通り、購買力が下がり、機種選びに失敗できないパチンコホールは、無難な”ビッグコンテンツ”を選ぶ傾向があります。遊技機市場のパイが縮小する中、”ビッグコンテンツ”の需要は強いままです。
すると何が起こるか。 “それ以外の需要”が減り、”ビッグコンテンツでない機種”は苦戦し、割引等、利益率が低下します。売れないし、利益率も下がるという形で、弱い所にしわ寄せが来ます。

周辺機器メーカーでは、すでにこの事態が起こっています。
“紙幣を入れたら、玉が出る部分”等を作っている、「ゲームカード・ジョイコホールディングス」の決算書から。

売上高が減少するなか、過度な価格競争による赤字販売に歯止めを掛け粗利を確保するとともに、開発項目の絞込みや開発体制の一部見直し等により販管費を抑制しており、当初計画を大幅に上回る見込みとなりました。
(引用:業績予想の修正に関するお知らせ 17.02.02 )

赤字販売をしていたんですね。新規出店や改装への投資が減った結果、周辺機器メーカーの「一部の強い企業以外」は「過度な価格競争」にさらされているということです。

では、なぜ遊技機メーカーや周辺機器メーカーがこのような事態に陥っているのでしょうか?

答えは、パチンコホールの「投資意欲と投資余力」が減ったからです。このような状態のパチンコホールは玉を出せるでしょうか? ユーザーの方はこの辺りも含めて、”今期の遊技”を楽しんでいただけたら幸いです。

※免責事項
・この記事には転載ミスや間違いがある場合があります。各社のホームページで原本をご確認ください。
・この記事のデータは 2017年 1月 末日時点のものを使用しています。現在は修正されている場合があります。
・本サイトで提供している情報は、各自の責任と判断のもとにご利用いただき、これらの情報を利用されたことで生じた損害については、一切責任を負うことはできません。

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